フワフワの極上湯と囲炉裏で美味しい料理のおもてなし宿
- 訪問日
- 2006/04/20
- 最終更新日
- 2014/04/24
- 投稿者
- しおり
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管理人総合評価
4.4
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ユーザーの評価
(10件)4.1

今回は、仕事で急遽島根へ行く事に。なかなか行く事のできない島根へ2回目の訪問。
ここ出雲湯村温泉は斐伊川のほとりに位置し、ノホホンとした田舎の景色が広がる温泉街だ。
湯乃上館はというと、情緒溢れる木造2階建ての建物。鄙びた秘湯好きにピッタリの趣だろう。
湯乃上館へ到着すると赤ちゃんを背負った女将さんがにこやかに出迎えてくれた。
平日訪れたせいもあり、この日は貸切。
この広く情緒ある空間を2人締め。
歴史ある重みのある木造で統一された館内はたまらない良さを感じる。
1泊2日 2食付 (平日宿泊) 8畳+3畳分+食事の部屋(隣6畳ほど)

館内は広く、全部の部屋へお客さんを詰めればまだまだ泊まれそうな広さはある。
ただ、部屋と部屋の間には襖があるだけなのでたしかにそんな状態では辛いかなとも思う。
回廊を回した歴史ある部屋に九州で私が感動した「妙見温泉 おりはし旅館の本館」を思い出させる。
窓からは川や街並みが見渡せ、景観が気持ちが良い。島根ならではの田舎風景に心が和みっぱなしだ。週末なら観光客が訪れ、もう少し賑わった温泉街なのだろうがこの日は平日。地元の方がのんびりと歩いている姿がたまにチラホラ見える程度。
部屋はとても綺麗で静か。毎日活けているのだろう生花も嬉しい。回廊へは椅子とテーブルが有り、外を眺めながら飲むビールがまた格別だ。
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welcome茶菓子 -
テレビ -
電話 -
お茶セット
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浴衣セット -
服掛け -
エアコン -
生花
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食事何処外観 -
食事何処
食事何処(1日1組限定)
食事は宿の外に作られた茅葺屋根のかわいらしい小屋の中で食べる。
ここで食事できるのは1日1組。予約の際希望として伝えれば(空いていれば)ここで食べる事ができる。
中には囲炉裏があり、囲炉裏には本当に火がくべられる。ここが空いていなかった場合は部屋食となる。
宿のご主人が言っていた言葉が「囲炉裏コミュニケーション」
囲炉裏があると人が集まり自然に会話が弾む。そういったご主人に私も同感。
部屋でご飯を食べるのとは違う楽しさがあり、なんか楽しい。
囲炉裏で肉を焼いて食べるのも普段と違うおいしさを感じる。
しかしそれだけではなく、真面目に食事の全てがおいしいのが湯乃上館のすごいところ。
ご主人のこだわりが強く、一つ一つの素材から調味料まで吟味された食事が並ぶ。。綺麗に飾り付けられているところも感動してしまった。メインの一つである「猪鍋」もまったく臭くなく、それどころか旨みを感じるほどの味。「ゆっくりしてくださいね」という言葉に甘えてかなりゆっくりしてしまったのは言うまでもない。
春風にあたりながら、やさしい湯に癒される。あぁ・・・幸せ

露天風呂は内湯から湯が送られている為、新鮮さは少ないものの、湯がぬるくなって私にとってちょうど良い温度となっている。内湯の湯量も多いので別に湯のみだれを感じる事はなかった。
時期のせいもあるのだろうが、春風が気持ち良く、やさしい肌触りの湯でとにかく心地が良い。。
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内湯 -
こちらの源泉槽で身体や髪を洗う
内湯 男女各1
私にとって温度は少し高め?の40度ほど。(私はぬるめ好き)
湯はフワフワしたやさしい感触で飲んでもグビグビおいしく飲める。
浴室の雰囲気もちょっとレトロで好感がもてる。
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貸切風呂 -
貸切風呂
湯乃上館の宿泊者は、共同湯の貸切風呂まで無料となる。宿泊者以外の人は日帰り料金の他に1050円がかかる。
こちらの家族風呂には結局入らなかったがご家族には向いていると思う。
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貸切風呂入り口 -
共同湯外に設置されている足湯
共同湯外にも足湯があったりと寛げるスペースが作られている。
前回訪れたGWにはこの足湯にご家族連れが沢山足を浸けて楽しそうに会話している姿がみえた。
無料でこういったスペースを設けているというのも粋だと思う
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共同湯外に設置された休憩場所 -
共同湯中に設置された休憩場所
休憩場所は豊富で外にも中にも用意されている。
冬にはこの中の休憩場所には真ん中にストーブが置かれ皆でストーブを囲むようなホンワカムードだ。
夏には外のスペースが気持ちいいだろう。

とにかく一品一品がおいしく、身体にやさしい。
この日一番嬉しく思ったのはお味噌汁。朝一お味噌汁がおいしいと朝のはじまりも元気がでるってものだ。
豆腐もこだわりの醤油のせいかおいしく感じるし野菜は女将さんが自分で採ってきたという新鮮野菜。
私にはぐぐっとくる品の数々だった。
出雲湯村温泉 湯乃上館
≪湯乃上館の良いところ≫
部屋が情緒溢れ、綺麗に清掃されている。
生花も飾られお客さんを大事に思っている事がわかる。
部屋は広く思わず寛ぎたくなる空間に万歳!
そしてなんといっても食事。あの感動さえするおいしい食事には頭が下がる。ご主人のこだわりには惚れ惚れしてしまう。
宿に一日2組という贅沢な空間もグットである。
≪湯乃上館の良くなかったところ≫
宿に温泉がないのは少し残念ではある。
が、目の前が共同湯という事と宿泊者は共同湯が無料である事と一応朝宿泊者専用時間がある事でそこまでの悪いところでもない。という事で悪いところはないかも。
静かな集落の清流沿いに
山間の川沿いの集落に、ポツンと佇む休憩所のような外観です。足湯・無人野菜売場・味噌とか地産品・風呂上がりの地元アイスなど売ってたりします。
内湯と露天の窓から見る川の流れは、とても清らかで都会の喧騒を忘れられます。
意外と内湯も露天も広くないので、人が10人弱来ていると、少し手狭に感じました。人気な温泉だから仕方ないですね。
アルカリ単純泉なので、三瓶山の濃厚湯に入った後は、より優しく気持ち良く感じました。
またこういう日帰り温泉には必ずと言っていいほどマナーが良くない客もいます。今回は湯の噴出口に直接身体を押し付け、頑として動こうとしない「不動明王」(友人と勝手に名付けております)がおりました。他のお客も何人か場所を諦めて帰っておりました。
個人的には リピートはないかもしれません。
お湯がなんとも綺麗!!
大好きな温泉!ややヌルめのお湯でゆっくりのんびり、長湯できてすごく温まります。個人的な感覚ですがなんというか、お湯が綺麗!穢れてない感じで癒されます。
蛇口もシャワーもない、温泉そのまま、湯が流れてきます。
女性好みしそうな優しい温泉と宿
女性好みしそうな優しい上品さがある温泉だと感じました。内湯の浴槽は丸いフォルムの石造りで、浴室の床も楕円形の石が使われており、全体に可愛いというか優しい雰囲気がありました。湯は無色透明無味無臭の柔らかい温泉で、もっとぬるいかと心配していましたが、体感的には40~41℃位で長く浸かっていたいと思わせる湯でした。飲んでみても癖のない非常に飲みやすい温泉です。木造の浴室のガラス窓からは川が眺められ、開放感もありながら落ち着くという、何だか離れがたい温泉でした。
露天風呂は木造りで、塀の小窓からは川や対岸の景色が見えます。内湯よりはぬるいですが、さほどぬるくもなくこちらもゆっくりと浸かっていられます。
共同湯の前が湯之上館で、宿の食事処の建物は瓦葺き屋根。そして軒先には干された大根が並び、前にある赤い郵便ポストと共に郷愁を誘う、1枚の絵になる風景がそこにありました。
静かでゆったりとした空気が流れ、温泉と共にこちらも女性好みの雰囲気ではと思います。
温泉津温泉もそうでしたが、島根の温泉は宿の温泉を共同湯として開放してくれている所が多いのかな?と思ったりもしました。日帰り入浴350円なのに、とても雰囲気の良い立派な造りの内湯と露天風呂に入る事ができ、外には足湯もありました。
また、少し先の川原には野湯が2~3あり、こちらの方も入ろうと思うと入れない湯温ではありませんでしたが、苔が付着していてズルズル覚悟になります。たまに夜間、男性達が入って騒いでいるそうです。(画像5)
名作『砂の器』の亀嵩の近くにこんな名湯が?!
松本清張の『砂の器』泣けますよね~、感動作です。近くに亀嵩駅があり、代々の撮影当時の写真やら、当時のままの駅舎だったり、松本清張ファンには堪らない!
古い建物です。一部、改築して囲炉裏のある部屋があり、そこで食事を頂きます。新鮮な川魚を囲炉裏で焼き、ふーふー言いながら食べるのは格別です♪山の温泉で海の幸(鯛やマグロの刺身、車海老の天ぷら…など)が出てくると興醒めしちゃいますが、ここは地元の山菜料理や川魚で、派手さは無いけど「そうそう、コレですよ!」と満足の料理です。
そして、何と言っても温泉です!!ヌルッと肌に纏わりつくような、でも決して重い感じではなく。暖まるし適度にさっぱりもしてるし、いつまでも入っていたいおゆです。24時間いつでも入れます。客自身が鍵の開閉を任されてますから~(笑)
お風呂の内装というか浴槽というか、とにかくレトロです。別の言い方をすれば古い(笑)でも、清潔ですよ、間違いなく。
こんこんと涌き出るお湯が本当に贅沢な、お湯、浴室ともに最高の温泉でした。
お陰さまで?部屋と食事の印象が薄い…忘れた…(汗)
囲炉裏での鴨肉、最高。
島根県の山間にある湯乃上館には、出雲から足立美術館へ行く途中に立ち寄った。鄙びたという言葉が似合う宿は、年末にもかかわらず、街の喧騒とは無縁であった。1日に2組しか客を取らないそうで、ご主人と女将さんが面倒を見てくれる。そのせいか、まるで農家に招かれた客人のような感覚を味わうことができた。
湯は、アルカリ性単純温泉。pH8.9、源泉温度は42.6℃。平安時代から続く古湯だけあって、素朴と洗練がある。源泉槽から直接ザブザブと掛ける贅沢が味わえる。
夕食は、囲炉裏のある離れであったが、そこで頂いた鴨肉が絶品であった。これまで食べてきた鴨肉は何だったんだろうか、と思えるほどであった。猪鍋との選択であったが、これは正解。
床の間のある広い和室に炬燵。この年は暖冬で年末に雪がなかったが、雪の残る春先もいいかもしれない。風呂は宿の前にある共同湯というのも鄙の風情といえる。共同湯の休憩場にある自動販売機では、日本初のパスチャライズ牛乳で有名な木次(きすき)牛乳が売られている。地牛乳ファンには見逃せない。
(2018年3月追記)
三年ぶりに湯乃上館を訪れた。千原温泉の後だけに物足りなく感じるかと思ったが、然に非ず。さっぱりとしたアルカリ性単純温泉が心地よい。家族風呂が半露天風呂に改装されており、せせらぎを聞きながら湯に浸かれる。ぬる湯(38~39℃)なので嬉しい限りである。夕食は、囲炉裏のある離れでお約束の鴨肉を頂く。島根は、千原に寄り、湯乃上に泊まるというパターンがいい。
日帰りで利用しました
かなり皆さんの評価が良かったので期待して行ってみました。
結果は・・・
うーん、残念ながら私にはイマイチ良くわからなかったって言うのが正直なところです。
無色透明で無味無臭。品の良い優しい浴感ではありました。
ただ、保健所の指導があって浴室と浴槽を塩素を使って清掃しているそうで、その匂いが
入浴時にどうしても鼻に付いて気になりました。
それが萎えてしまった一番の原因だったのかも知れません。
後から気がついたのですが、川に降りたところに源泉が湧いていたなんて・・・
また機会があったら試してみようと思います。
川でも足湯ぐらいは出来そうですよね。
帰省の度に通っています
まだ茅葺屋根の離れに温泉があった頃から通っています(今は食事処になっています)。
宿泊したのは一度だけですが、2階の部屋に一日二組だけの宿泊ですのでゆったりと過ごせます。朝夕食は田舎料理そのものですが素朴でおいしいです。宿泊客は貸切風呂に無料で入れますので小さな子供がいても安心して温泉を満喫できます。
直近では2015年の5月に共同湯に入りましたが、以前に比べると湯量が減って湯温も下がっているような気がしました。それでも十分にホンモノの温泉を楽しむことが出来ます(しかも安い!)。ロケーションが悪いですが、遠方から来られる方は周辺を観光するついでに是非立ち寄ってもらいたい温泉です。さすがに出雲大社参拝のついでに行くには遠いですが、それでも一度は行く価値のある出雲地方では最高の温泉の一つだと思います。
田舎の温泉
山間部の田舎町の温泉。受付のおっちゃんもなかなかの感じで雰囲気抜群。待合室のストーブもテレビでしか見たことのない、パイプが外に飛び出してるタイプ。もちろん風呂も、いい感じで、よくあるムリヤリ古風にした感じじゃなく、最高。露天風呂は小さく温度はかなり低い。内風呂の湯が直結しているからだろう。ちょっと行きにくいけどおすすめです。
最高の湯でした
1日2組限定なので、週末はなかな予約がとれず、ようやく行けました。
共同湯が今年改装されたばかりで、雰囲気を残しつつ、きれいで清潔、気持ち良かったです。特に貸切湯がgood!!
薄暮時の薄暗い雰囲気がまたいい!お湯は癖がなくサラサラ透明。少しぬるめで何時間でも浸かっていられます。また予約が取れたら、是非行きたい温泉です。
夫の実家の近くです
夫の実家に帰省するといつも行くのが湯村温泉です。島根県にはたくさん温泉がありますが、この温泉は小さいけれど身体をよく温めてくれ、とても優しい泉質です。小さな共同湯で、流れ出てくるお湯をためた桶から取って使うので、いわゆるスーパー銭湯などの設備の整った温泉とはことなります。でも、山里の風情、観光地めいていないところ、が魅力でまた行きたいと思う温泉です。